四季の旅人写真館

ブラブラ散歩で撮影しています

旅するカメラ2

タイトル:旅するカメラ2
 発行日:2004年8月20日 初版発行
 著 者:渡部さとる
 発行人:漆島嗣治
 発行所:株式会社枻出版社
 印刷所:大日本印刷株式会社
 価 格:650円+税




カメラマンである著者のエッセイで構成された本である。著者自身の眼底出血による視力の危機が、見えることの喜び、写真の楽しみを語る言葉に前作以上の力が込められている。
前作同様、著者は物事を単純化して説明してくれる。特に「感度分の16」の話は素人の僕には参考になる。
カメラマンとしてのキャリアも紹介されているが、85年の日航機事故の話は痛々しい。携帯電話のない時代、人々がどのように判断し、何を頼りにすべきか迷う姿が伝わる。
写真という切り取られた一瞬は、ボディブローで相手を挫くのではなく、一撃で相手を仕留めるような衝撃を伝えることがある。いつかそんな写真が撮れたらと思う、撮ってみようと思わせる力がある本だった。