四季の旅人写真館

ブラブラ散歩で撮影しています

シジミバナ:蜆花

LUMIX GX7MK3・LUMIX G MACRO 30mm F2.8 ASPH. MEGA OIS.

 

園芸栽培される、中国原産の落葉低木。名は、花が貝のシジミの身(内臓)に似ていることから名づけられたもの、という。どこがどうシジミなのかはちょっとよくわからないが、小さくてくしゅくしゅっとしたもの、ということなのだろう。
ユキヤナギかと思ったら八重咲きの花、それが本種。ユキヤナギの八重咲き品種ではなく、近似の別種である。本種も本来は一重咲きだが、日本に入ってきて植栽されているのは八重咲きのもののみ。ユキヤナギ同様に、コゴメバナ(小米花)とも呼ばれる。

 

 

ランラン:蘭蘭

LUMIX GX7MK3・Ai AF DC Nikkor 135mm F2

浅利政俊作出。松前固有品種の白蘭(ハクラン)に雨宿を交配して育成・選抜された品種です。中国政府より贈呈された上野動物園のパンダ蘭蘭の死を悼み、その名を記念し1980年5月5日の子供の日に名付けられました。

 

 

 

ササベザクラ:笹部桜

LUMIX GX7MK3・Ai AF DC Nikkor 135mm F2

 

原木は笹部新太郎の旧居(現・神戸市岡本南公園)にあり、林弥栄によりカスミザクラにオオシマザクラ系の里桜が交雑したものと推定され学名が付けられました。笹部が大阪より転居した際に持参した桜の種子が落ち、それが発芽、成長し5年後に開花したので笹部が「五歳桜」と仮名を付けていましたが、1978年に死去する前に笹部桜と名付けるよう、遺言があったといわれます。

 

 

ハタガサネオオシマ:旗重大島

LUMIX GX7MK3・Ai AF DC Nikkor 135mm F2

 

オオシマザクラの半八重咲の品種で薄重大島に似ています。オオシマザクラでは花弁や旗弁が少数増加した個体が多く見られるので、両者の区別点は不明瞭といえます。