石仏 馬頭観音 住久保 中馬街道
撮影地:岐阜県土岐市曽木町住久保
中馬街道
人家の左手に道祖神
道祖神
通常は道路に面しているが、この道祖神は正面が屋敷に向いていることで珍しい。
これは、当時、泥棒が屋敷に何回も入り、それを防ぐためだったという。
隣家の石垣の中に馬頭観音が造立されている
馬頭観音
双代道祖神と石仏群
左 延命地蔵
早生した子ども達の冥府の旅安かれと祈る親たちにとってまさに地獄の救世主だった。 室町期の作でこの地方では希なものである。
火輪以外は欠失しているが、三基ほど五輪があったと思われる。 空風火水地輪の塔全体が大日如来を抽象化したものである。 形体から室町期のものと思われる。
さすがに道祖神の里である。 山形上部を箱として角形に彫りくぼめた中に二仏の立像を浮彫してある。 二像の手の作りが違うところから男女の酒を汲む姿ではなかろうか。
この双体道祖神は日本における西限を示す貴重なものである。
悟りを求め如来になるための修行をしつつ終生を救いに導く、 上求菩提下化衆生をなす菩薩は庶民大衆の圧倒的な信仰を受け、 念仏講は各地に生まれた。同行口人の刻字が判別でき、講により造立されたものである。
参考:土岐市「中馬街道散策マップ」より